腹がぱんぱん状態のクロダイラッシュが続いているが、
今週から今週末にかけてピークが訪れるのではないかと
ある黒釣り師が話していた。
その裏づけを取ってみようかと、潮周りをチェックしてみた。
今週は中潮から大潮という、絶妙な潮周りにかかる週である。
なるほど。
ご存知の通り、大潮、中潮、小潮の順に潮の動きは小さくなる。
どのような魚も、ある程度潮が動かないと活性が上がらず、
釣果につながらないと言われている。
クロダイはまさに、その筆頭ともいえる魚であり
海の様々な状況に対して、非常に敏感な生き物である。らしい。
そう考えると大潮が一番釣れるということになるのだが、
本当にそうなのだろうか。
昨年の春のクロダイダービーの数字を使って
検証してみることにした。
昨年のダービー期間は3月31日から6月10日まで。
検証と言っても、いうほどすごいものではない。
各潮周りに釣れた魚の数を、期間中の各潮の数で割り、
1日の釣れた平均を出すという、簡単なものである。
天候や曜日などは考えず、あくまでも数字だけで出した結果だ。
すると、意外な結果が出た。
大潮が6.45匹とダントツなのだが、次が長潮4.6匹、中潮4.1匹と続く。
潮周りと魚の活性の関係を、多分そうであろうと、
人間が考える定義で考えると、大潮、中潮と続くはずなのだが
そうではなかった。
ではなぜ長潮だったか。
この場合の仮説を立ててみた。
長潮は、大潮や中潮に比べると、数が極端に少ない。
その少ない長潮の時、たとえば風が強く、
長潮くらいの潮の動きがちょうどよかったのではないだろうか。
そのちょうどいい状況にぴったり合ったちょうどいいポイントで、
誰かが爆釣した。
・・・ってことは、潮周りのそうであろう的定義など、
あてにはならないということだ。
それよりも、ニゴリが入って、潮の動きがそこそこあれば、
可能性は、いつでもあるのと考えていいのだと思う。
でも、この内容だと、読んでいる黒鯛師は、
不完全燃焼かな。
大潮、中潮説を肯定しないことには、
今回の記事が終わらないので、別の角度から見て、
気持ちよくジ・エンドにしたいと思う。
それが精神衛生的にいいことであり、
私の使命であるんだろうと思うからさ。
まず大潮は、平均の数がトップなので、問題ないだろう。
そして中潮。
日数が多い中潮なので当然ちゃあ当然だが、
ダントツにクロダイの数が出ていた。
数が少ない長潮が、自然条件に1日でも左右された場合、
その平均は、中潮の平均に比べると、ブレが大きい。
ゆえに、平均の正確さを判定の中に加味すると、
大潮、中潮説に軍配が上がるというわけだ。
こんなもんでどうでしょう。
ちなみに今週は若潮から始まり中潮、大潮と変わっていく。
週の真ん中から週末にかけて、ピークがくるんじゃね。
あくまでも、ニゴリや、気温低下などは考えず、
潮周りで見た場合であるからね。
では、今週もがんばりまっしょい!!
あ、そうそう、アジ祭り始まったみたいよ。
黒釣り師のみなさんからの情報!
結構みなさん釣ってこられました。
入れ喰いだったらしいっす。
ほんじゃ、しーゆー。